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水戸市立中学校暴行事件:継続的ないじめ認めず

 茨城県水戸市立中学校1年だった当時、同級生からいじめ・暴行を受けて左精巣機能を喪失する障害を負ったとして元生徒の男性(現在16歳)が加害者4人とや水戸市を相手取って訴えた訴訟で、水戸地裁は8月5日、障害の原因となった暴行を認定し、加害者のうち2人ととその保護者に約710万円の損害賠償を命じる判決を出しました。

 その一方で、継続的ないじめがあったという主張は「証拠がない」などとして退け、学校側の責任も「問題を認識しておらず、事件を予見できる状況はなかった」として退けました。また右精巣機能は正常として、賠償額を大幅に減額しています。原告側は「学校で起きているのに学校の責任が認められないのは不当」として控訴する方針だということです。
 原告側の主張によると、2006年4月の中学校入学直後から、加害者4人から股間を触られるなどのいじめを継続的に受けていたということです。2006年7月6日には、校内での清掃時間中、加害者(被告生徒)のうち2人から羽交い締めにされ、デッキブラシの先で股間を突かれる暴行を受け、左精巣に障害を負いました。
 加害者の暴行が悪質なのはいうまでもありませんが、障害の原因となった暴行1件しか認めず継続的ないじめを認定しなかったことや、学校側の責任が否定されていることについては、原告側にとっては納得できるものではないでしょう。二審では適正な審理を願います。
(参考)
◎水戸市立中の暴行:同級生2人らに賠償命令 市の責任認めず--地裁判決 /茨城(毎日新聞 2010/8/6)
◎水戸・中学校内暴行 同級生2人に賠償命令 地裁、市への請求は棄却(茨城新聞 2010/8/6)