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三木市児童虐待:養護教諭の遺族が提訴

 兵庫県三木市吉川町で発生した児童虐待事件に関連して、自殺した養護教諭の遺族が7月6日付で、三木市と穂積豊彦三木市議会議員を相手取り200万円の損害賠償を求めて神戸地裁に提訴していたことがわかりました。

 この問題は2007年、児童の通っていた小学校が児童の異変に気づき、児童相談所に虐待を通報したものです。虐待加害者の父親から相談を受けた穂積市議が当該校の校長に接触し、校長は「虐待通報の判断をしたのは養護教諭」と話しました。
 穂積市議を通じてこの情報を得た父親は逆恨みし、複数回学校を訪れて威圧的な態度を繰り返しました。養護教諭は父親と直接接触することはなかったものの、恐怖感で体調を崩し休職に追い込まれました。休職後も父親は、養護教諭の動向を繰り返し問い合わせ続けたといいます。養護教諭は2010年5月に自殺しました。
 三木市の報道発表では一貫して当該議員の名前が伏せられてきましたが、訴状が三木市などに届いたことを受けた7月15日付の報道発表の中で初めて当該議員の実名が記載されました。公職でもあり、また職務上の立場を利用した結果発生した重大事件でもあることから、当ブログでも実名を記載することにします。
 校長と穂積市議の行為は児童虐待防止法の趣旨に抵触するものであり、重大な人権侵害問題です。弁護士会からは校長の行為については人権侵害として勧告が出ていますが、少なくとも三木市は遺族に誠実な対応をとるべきでしょう。
 また三木市議会は、三木市長が6月に要請していた穂積市議への問責調査について、当該議員が司法の場で事実を明らかにすると弁明したとして、議会としての調査をおこなわないことを7月23日までに決定しました。しかし裁判の展開とは別に、市議会としても自主的な解明をしていく必要があるのではないかといえます。
 また三木市民の皆さんには、次の市議会議員選挙ではこの問題も投票行動の参考にしていただきたいと願います。
(参考)
◎三木市報道発表「緊急記者会見」(2010/7/15)
◎三木市市長室「穂積議員への問責要請に対する議会からの回答がありました」(2010/7/26)