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2009年度の児童虐待44210件(速報値)

 厚生労働省は7月28日、2009年度に全国の児童相談所で受理した児童虐待事案の件数は44210件(速報値)あったと発表しました。

 前年比で1546件・103.6%の増加です。全国的に平均すれば虐待通報件数は微増といったところですが、地域によっては通報件数が急増しているところもあります。
 例えば大阪市では2008年度の871件から2009年度は1606件に激増し、784件・184.4%の急増となっています。西淀川区で2009年4月に発生した児童虐待死事件など、重大な事件が相次いで社会問題化したことが背景にあるとみられます。
 臨検・捜索(強制立入)は1件・1人あり、前年の2件・4人より減少しています。
 児童虐待の実情は相変わらず深刻であることが浮き彫りになります。
 一方で最近のニュース報道で児童虐待事件として報じられている事例の中に「児童相談所が虐待情報をつかんでいなかった」という例も目立つなど、児童相談所に通報が寄せられているのはおそらく氷山の一角ともいえるでしょう。
 周囲が通報できなかったという例もいくつかありますが、虐待に気づいたら児童虐待防止法に基づいて速やかに通報できるような体制を社会的に築き、虐待で苦しむ子どもを少しでもなくしていくことが重要になってくるといえます。
(参考)
◎厚生労働省報道発表「児童虐待相談対応件数等及び児童虐待等要保護事例の検証結果(第6次報告概要)」(2010年7月28日)