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犬山市、全国学力テスト平均正答率非開示貫く

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 愛知県犬山市教育委員会は6月29日、2009年度全国学力テストの学校別・科目別の平均正答率についての情報公開請求に対して、非開示を決定しました。

 情報公開請求があり、市の情報公開審査会は「開示すべき」と判断していました。情報公開審査会の答申を受けて再検討し、改めて非開示を決定したものです。
 「子どもを守る学校現場の意見を聞いた結果、子ども個人が評価されることにつながりかねない」「非開示の立場を取る国との協力関係が損なわれる」「学校には、さまざまな子どもが学んでいる。開示されれば数字が一人歩きし、『あの子がいるから』となりかねない」などが、非開示を決めた理由としてあげられたということです。
 全国的には、「自治体別・学校別平均点の開示請求があり、一度は非開示を決定する。しかし請求者が不服を申し立て、情報公開審査会が開示を容認する答申を出す。答申を受けた教育委員会は、再検討の結果開示を決定する」という事例が、各地で繰り返されてきました。
 一般的な意味での情報公開ならば、積極的におこなっていくことが望ましいのでしょう。しかし学力テストの平均点などは、公開しても数字のみが一人歩きした競争を生み出し教育現場にゆがみをもたらすという意味で、一般的な情報公開とは別個に検討しなければならない課題です。
 犬山市教育委員会では、一般論に矮小化した「情報公開」ではなく、子どもにとって何が最善かという観点から検討し非開示の判断を貫いています。今回の判断はおそらく全国的にも初めてのものではないかとみられます。犬山市の対応を全面的に支持します。同様の対応をとる自治体が増えることを願います。
(参考)
◎学テ非開示改めて決定、犬山市教委(愛知)(読売新聞 2010/6/30)