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低所得世帯向け独自奨学金廃止・休止

 兵庫県内の自治体で、市町独自に給付してきた低所得世帯の高校生向け奨学金を廃止・休止することが相次いで決まったということです。

 加西市では高校無償化制度導入に伴い、月額5000円の給付制奨学金制度を廃止しました。また多可町では授業料相当額の月額9000円(公立高校在籍者)・1万9千円(私立高校在籍者)を給付していましたが、高校無償化により「二重支給になる」として「高校無償化制度が続くうちは休止」としました。
 一方で「授業料以外にも必要な経費が多い。そのため実質負担増になり、打ち切りで経済的に困窮して退学を余儀なくされることもある」という指摘があり、新たな援助制度を検討しているとのことです。
 高校無償化は授業料が無償になる一方で、無償化を理由にした奨学金制度の打ち切りでは、もともと授業料の減免対象となっていた低所得世帯にとっては逆に教材費・交通費などの負担増となる可能性があることも指摘されています。
 無償化で逆に負担増となってしまうのならば本末転倒であり、教育の機会均等の観点からは何らかの支援策が必要になってくるといえます。
(参考)
◎奨学金制度を休廃止 加西市と多可町(神戸新聞 2010/6/25)