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教育委員、「体罰」一部容認ととれる発言:福岡市

 福岡市議会で6月23日、教育委員などの人事議案が承認されたということです。

 新たに任命された教育委員が記者会見で、「先生が感情的に体罰をするのは良くないが、ひとまとめに悪いと責めるのもどうか」「(『体罰』の善しあしは)場面場面で判断しないといけない」など「体罰」を容認するとも受け取れるような抱負を述べたといいます。
 発言したのは、弁護士でもある松原妙子教育委員です。氏の教育委員就任は、2004年~07年に続いて2度目だということです。
 「場面場面で判断しないといけない」というのは、「体罰」問題から離れた一般的な行動という意味ではそうでしょう。
 しかし「体罰」問題ではそういう一般論を当てはめるのは無理があります。これでは、「必要な場合には許される」と暴行を容認しているようなことにもつながってしまいます。
 「体罰」には何の教育的効果もないことは、これまでの各分野の研究でも実証されています。「体罰」容認の主張は、具体的根拠を欠いた感情論に過ぎません。
 福岡市では2008年12月、教育次長が「体罰」容認ともとれる発言を市議会でおこなったことがあります。今回の教育委員の発言も含め、教育委員会の中枢がこのような状態では、「体罰」根絶どころか状況悪化にもつながりかねません。
(参考)
◎福岡市教育委員:松原さん「体罰、場面場面で判断を」--就任会見 /福岡(毎日新聞・福岡都市圏版、2010/6/24)