浦安事件:市議会で請願不採択に

 千葉県浦安市のプレスリリース『平成22年市議会第2回定例会議案の審議結果について』(2010年6月21日)によると、浦安市議会で『「浦安市立T小で起きた担任教諭による知的障がいのある女児への強制わいせつ事件」に関する請願』が不採択になったということ。

 この請願は、いわゆる浦安事件――千葉県浦安市立小学校養護学級担任教諭が2003年、受け持ちの女子児童に暴行や性的虐待を繰り返し、裁判でも事実関係が認定されて賠償命令が確定した事件――について、被害児童の支援者らがおこなった請願だということです。
 請願内容は「(1)これまでの事件に関する判断・対応の誤りを認め、被害少女とその家族へ謝罪すること」「(2)県に事故報告書をあげ、被害児童の救済・ケアを行い、被害者家族の意見を聞き入れて再発防止策を講じること」「(3)(加害者の)元教諭に求償権を行使し、賠償金に支払われた市民の税金を返還させること」などを浦安市に求めるものだということです。
 しかし浦安市議会は否決してしまいました。広瀬明子浦安市議会議員(無所属)のブログによると、請願に賛成したのは広瀬議員と共産党の3議員、合計4人のみだったということです。
 事件の経過を考えると、請願に反対する理由など考えられません。
 事件では現職浦安市長が加害者を異常に擁護し、加害者に弁護士まで紹介していることも明らかになっています。また判決確定に至っても、裁判の内容を認めずに従来の姿勢を崩していないことも、他の学校関係の暴力・わいせつ事件と比較してもきわめて異常なことです。
 浦安市では2010年10月に市長選挙があり、また2011年春には市議会議員選挙があります。浦安市民の皆さんには、浦安事件で現職市長や各市議会議員がとった対応についても、選挙での判断材料にしていただきたいと願います。