※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

金光大阪高校柔道部重体事故:学校などを提訴

 私立金光大阪高校(大阪府高槻市)の男子生徒が2007年、柔道部の練習中に倒れ意識不明の重体になった事故で、生徒と家族が6月9日、学校や全日本柔道連盟などに計約3億7500万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に提訴しました。

 報道によると、事故は2007年7月に発生しました。当時1年生だった生徒は柔道部の練習中に脳しんとうを発症しました。生徒は事故直後に練習を中止して早退したということですが、事故後頭痛を訴えていました。
 最初の事故から3日後、部活動の一環として、生徒は全日本柔道連盟などが主催する柔道講習会に参加しました。講習会で受け身の演技をした直後に体調が急変して倒れました。原告側によると、講習会関係者は体調急変から約40分にわたって救急車を呼ぶことなく生徒を放置していたとしています。
 生徒は急性くも膜下血腫と診断され植物状態になりました。顧問教員は柔道講習会には同行していませんでした。
 原告側は、「顧問教員が、最初の事故から生徒の体調回復が十分ではなかった可能性を見越した対応をせず、講習会に漠然と参加させたのは過失」「講習会に医療関係者を待機させなかったことや、体調急変後も放置したことは過失」などと指摘しているということです。
 関連報道を読む限り、埼玉県立越谷総合技術高校の柔道部重体事故(2002年)と状況が似ているという印象を受けました。
 裁判の形にはなりますが、事故の全容解明と被害者救済、また事故を教訓化し同種事故の再発防止の警鐘としていくことが求められます。