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中学校長セクハラ疑惑、被害生徒が提訴:鹿児島

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 鹿児島県鹿屋市立中学校に通っていた女子生徒が在学中、部活動副顧問だった校長から体を触られるなどしたとして、当時の校長個人と鹿屋市を相手取り損害賠償請求訴訟を起こしていたことがわかりました。

 被害者側の訴えによると、2007年6月に校長からドライブに誘われた上、ドライブ先でわいせつ行為をされたとしています。被害生徒は事件後PTSDを発症し、リストカットを繰り返したり不登校になるなどの変化が現れ、今でも精神的な後遺症が残っているとされます。
 加害者とされた校長については、2007年10月に被害者側が刑事告訴しましたが、鹿児島地検は2009年2月に不起訴処分にしました。鹿児島検察審査会は2009年9月、被害者の訴えの信用性を認めて不起訴不当を議決しました。しかし鹿児島地検は2010年3月、嫌疑不十分として再び不起訴処分としました。
 校長はドライブに行った事実は認めましたが「教育相談の一環」としました。また体は触っていないとしています。
 被害者側は「本当は刑事事件の裁判にしたかったが、不起訴になった。事実追求のため民事で争う。罪を認めてほしい」(被害生徒の父親、『南日本新聞』2010/6/9より)としています。
 そもそも校長の主張は不自然です。「教育相談」なら校内でおこなえばいいことで、ドライブに誘うこと自体がおかしなことです。
 また司法は学校の教職員が児童・生徒に対して起こした事件・疑惑に対してはきわめて甘い傾向、被害者が児童・生徒だと被害を低く扱う傾向があります。今回の事件でもこのような悪しき傾向が浮き彫りになっています。このことで、被害者をさらに傷つけ二次被害を与えています。
 この事件と共通する部分がある事件として、千葉県浦安市立小学校で2003年に発生した担任教師の暴力・性的虐待事件(浦安事件)を思い出します。
 浦安事件では、刑事裁判では犯行そのものは事実上認定しながらも、刑事裁判の対象となった事件については法の穴に救われる形で有罪を逃れました。加害者は「冤罪被害者」を演じて騒ぎ、加害者本人やその支持者はインターネット上での中傷も含めた被害者への攻撃・気に入らない新聞記事や事件を取り上げたブログなどへの恫喝などを繰り返しました。しかし被害者が起こした民事訴訟では、暴力・わいせつの犯行の事実を明確に認定して賠償を命じる判決が2010年に確定しています。いくら嘘に嘘を塗り重ねて逃げ切ろうとし、都合の悪いものを執拗に中傷・恫喝しても、結局嘘は見事にばれています。
 この事件でも浦安事件と同様に、よい判決が早期に下ることを願います。よい判決が下ることは、被害者救済の一環になります。