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鵬幼稚園園児死亡事故、和解成立:新潟地裁

 新潟県長岡市の私立鵬(おおとり)幼稚園で2002年1月に発生した園児死亡事故の賠償をめぐって園側と遺族側の双方が訴えていた訴訟で、6月1日に新潟地裁で和解が成立したことがわかりました。

 この事故は2002年1月、3歳の男児が、缶ぽっくりと呼ばれる遊具のひもが首に絡まって窒息死した事故です。遺族と幼稚園側は賠償をめぐって話し合いを続けていましたが折り合いがつかず、園側は「園が算定した賠償額以上の賠償責任は存在しない」と主張して訴訟を起こし、それに対して遺族が反訴をおこないました。
 和解内容は、園長が遺族に謝罪するとともに、園が賠償金や弔慰金を支払う内容だということです。和解額については明らかにされていません。
 刑事事件としては、園長と主任教諭に対して業務上過失致死罪が問われ、現在東京高裁で係争中です(一審は執行猶予付き有罪判決。二審は2010年7月27日判決予定)。
 少なくとも事故は幼稚園で発生したものである以上、具体的な過失割合の算定や園長・教諭個人の刑事責任は別としても、道義的な部分も含めて幼稚園の組織として一定の責任があることは否定できません。
 和解の形で終結したとはいえども、失われた命が返ってくるわけではないという現実もあります。このような事故を再び起こらないようにしていくためにはどうすればいいのか、真摯に検討し再発防止を図ることが求められるといえます。
(参考)
◎遊具事故訴訟幼稚園と遺族和解(NHK新潟 2010/6/2)