※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

いじめ認定、一方で市の責任認めず:京都地裁

 京都市立中学校に通っていた当時同級生からいじめを受け転校を余儀なくされたとして、被害を受けた男子生徒(現在17歳)が加害者とその保護者、京都市を相手取り訴えた訴訟で、京都地裁は6月2日、いじめを認定して加害者側に55万円の支払いを命じる一方、京都市の責任については認めませんでした。

 被害者は2007年、同級生から暴行を受け、弁当のおかずを取り上げられるなどのいじめを受けました。いじめが原因で不登校になったのち、転校を余儀なくされたということです。

 判決ではいじめの存在と、いじめと転校との因果関係を認定しました。一方で学校側の対応については「その都度指導をおこなっていた」として、被害者側の「いじめを把握しながら適切な対応をとらなかった」とする主張を退けました。

 いじめの事実が認定されたこと自体は当然です。しかし、ことの重大さ・被害者側の受けた傷を小さく扱いすぎなのではないかとも感じます。

 被害者側は控訴する方針だということです。控訴審では学校の責任についても認定し、またいじめの事実そのものについても一審より踏み込んで認定することを願います。