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わいせつ教師の懲戒免職不服申立認めず:広島高裁

 公然わいせつ罪で罰金刑が確定し懲戒免職処分を受けた広島県の元中学校教諭が、懲戒免職は違法として処分取り消しを求めた訴訟で、広島高裁は5月28日、原告の訴えを認めた一審判決を取り消し、免職処分を認める判決を言い渡しました。

 元教諭は2006年11月、広島市内で下半身を露出したとして逮捕・略式起訴され、罰金20万円の有罪判決が確定しました。広島県教育委員会は2006年12月に元教諭を懲戒免職処分にしました。
 元教諭は処分を不服として訴訟を起こしました。広島地裁は2009年12月、免職は重すぎると処分取り消しを命じる判決を出していました。
 この事件に限らず悪事・問題行動で処分される教師全般にいえることですが、悪事・問題行動が発覚して自らが処分などの「不利益」を受けると、しっかりと処分対象事実を認める一方で、表向きはあたかも自分こそが一方的に不当処分を受けた被害者のように振る舞い、一方的な屁理屈を振りかざして騒いだり恫喝したりするなどして自らの利益を通そうという動きは、よく見られます。
 しかも裁判所や人事委員会などの機関が、そういう主張を認めて教師に「騒いだ者勝ち」かのように利益を得させ、処分対象となった事実認定はそのままに、復職や処分軽減を認めるという例も近年相次いでいました。「騒げば不当要求が通る」「騒いだ者勝ち」かのような風潮は好ましくありません。
 今回は珍しく、処分取り消しを認めない判決になりました。こういう風潮が定着することを強く願います。
(参考)
◎元教諭の懲戒免 二審認める(中国新聞 2010/5/29)