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子どもの権利条例「権利守られていない」46%:札幌市調査

 札幌市子どもの権利条例(札幌市子どもの最善の利益を実現するための権利条例)に関する市の調査で、子どもの46%が条例に定められた「いじめや虐待、体罰などから守られる」権利が守られていないと感じていることがわかりました。

 同条例は子どもの権利条約を具体化する形で、21項目にわたる子どもの権利を宣言し、また行政や市民などには子どもの権利の擁護・支援の努力を求めています。反対派からの妨害などもあったものの、2009年4月に施行されました。
 21項目の権利ごとに「遵守されていると思うか」と問うたアンケートでは、守られていないとする回答が多かったのが「いじめ、虐待、体罰から守られる」だったということです。18歳以下の子どもで46%、大人で38%が同項目を「守られていない」と回答しています。
 いじめや児童虐待、いわゆる「体罰」と称される暴行は、それぞれに深刻な問題となっています。札幌市だけに限らず全国的に、これらの不法行為による被害が相次いでいます。命を落としたり、心身に大きな傷を負って日常生活に支障が出るような状況に追い込まれるような子どもも珍しくありません。
 現状では、子どもの権利が十分に守られているとはいえない状況にあります。権利条例はどちらかといえば「宣言」の要素が強いものですが、子どもの権利を十分に守っていくためにも、条例で示された内容を徹底的に具体化していけるような社会を目指していかなければなりません。
(参考)
◎子供の権利条約で札幌市が初調査 46%「順守されていない」(北海道新聞 2010/5/19)
札幌市子どもの権利条例(札幌市ウェブサイト内)