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中央大学で替え玉受験発覚:小中学校時代からのいじめ背景に

 中央大学理工学部(東京都)の2009年度入試で替え玉受験があり、合格者が合格を取り消されていたことが発覚しました。小中学校時代から続いていたいじめが替え玉受験の背景にあったということです。

 『asahi.com』2010年5月10日配信『大学替え玉受験、志願者が顔写真合成 母校も見抜けず』によると、中央大学理工学部の入試に2009年、首都圏の公立高校を卒業した浪人生が志願しました。その浪人生は別の私立大学理系学部に通う学生に替え玉受験をさせました。
 浪人生と学生は同じ小中学校に通っていた元同級生で、浪人生はこの学生へのいじめをおこなっていました。別々の高校に進学しましたが、いじめは続いていたということです。
 中央大学は「手口を真似される恐れがある」として差し障りのない範囲でしか明らかにしていませんが、受験の際に浪人生とその仲間のグループは、浪人生と実際に受験した学生の写真を合成し、浪人生・学生のどちらにも見えるような顔写真を作成したいうことです。その写真を受験票に貼って出願し、学生に受験させました。
 受験会場での顔写真照合では、試験官は不正に気づきませんでした。
 合格発表後、中央大学と学生の通う大学それぞれに、替え玉受験を告発する投書が届きました。投書を受けて中央大学が浪人生の出身高校に照会した際、出身高校関係者は合成写真を見て「うちの卒業生」と断言し、合成には気づかなかったといいます。
 中央大学は浪人生本人に事情を聞いたところ不正を認めたため、同大学は合格を取り消しました。
 替え玉受験を実行した学生は、通っていた大学を無期停学処分になりました。しかし「いじめが背景にあり、いじめ加害者グループから強要されたという被害者的な面が強い」として停学は解除され復学したということです。
 浪人生の行為は、何から何まで問題外というしかありません。替え玉受験という行為自体がきわめて悪質ですし、合成写真作成という悪知恵まで働かせたということにもあきれかえります。しかも一連の不正はいじめの加害行為の一環という側面もあるということも悪質です。替え玉受験の強要・いじめの両面で、卑劣極まりない行為であり決して許されるべきではありません。