※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

学級崩壊めぐるトラブルで保護者通院、不手際あったと市提訴:大阪

 大阪府南部の市立小学校で、子どもが学級崩壊の当事者と指摘された保護者が、指摘した別の保護者をつるし上げ通院に追い込んでいたことがわかりました。

 学校の不手際が保護者のつるし上げを生んだなどとして、被害にあった保護者は市を相手取り、大阪地裁堺支部に民事訴訟を起こしているということです。
 事件は2008年に発生しました。同年5月、6年生のクラスで学級崩壊があり、学校側は授業参観を呼びかけました。
 今回被害にあった保護者は5日間にわたり授業参観をおこない、学級の様子を文章にして学校側に提出しました。その際、授業中に立ち歩くなどした児童の氏名も記載していたということです。
 学校側は保護者会の際に、その文章をコピーして配布しました。その際に児童氏名については黒塗りにする措置をおこなったものの、マスキングが雑だったために児童約10人の氏名が特定できる状態だったということです。
 リポートに名前が記載された児童のうち5人の保護者が「名誉を損なわれた」などと逆ギレし、校長に対してリポートを書いた保護者を明らかにするよう要求しました。校長はそれに応じ、書いた保護者を明らかにしました。
 逆ギレした保護者らはこの保護者を呼び出し、数時間にわたってつるし上げ、謝罪を強要するなどしました。校長はその場に同席しましたが、ほとんど発言しませんでした。
 被害にあった保護者はこの事件によって急性ストレス障害と抑うつ状態を発症しました。
 つるし上げた保護者の対応も論外ですが、学校側の不適切な対応がこのような事態を生んだ根本にあるといえます。このような対応をすればこのようなトラブルになるというのは必然的です。
 黒塗り措置が雑というのも論外です。保護者の逆ギレも問題外ですが、学校が毅然とはねのけていればこのような事態には至らなったはずです。
(参考)
◎「学級崩壊」児童名入りリポート 執筆保護者名、学校明かす(読売新聞 2010/4/18)