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免許失効した「先生」が教壇に 刑罰歴 自己申告に限界(asahi.com)

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 『asahi.com』2009年4月12日付に『免許失効した「先生」が教壇に 刑罰歴 自己申告に限界』という記事が掲載されています。

 東京都と三重県で相次いで、執行猶予中で教員免許が失効している人物がその事実を隠して臨時講師に採用されていた事件が発覚しました。事件を受け、事件発生の背景についてまとめています。
 三重県では2009年、県立高校講師・井川智之(31)=停職処分後依願退職=が勤務校の生徒に対して暴力やわいせつ行為を加えたことが発覚しました。当該講師は逮捕・起訴され、実刑判決を受けました。裁判の中で、当該講師は採用前に別の性犯罪を起こしたとして有罪判決を受け、講師として勤務当時執行猶予中だったことがわかりました。
 また東京都では、大学在学中の2007年2月に執行猶予付きの有罪判決を受けた男性が、執行猶予中にその事実を隠して教員免許取得申請をおこなった上、2009年度に小学校の臨時講師として勤務していたことがわかりました。男性は2010年度の東京都の教員採用試験に合格し正規採用が決まっていました。
 しかし、教育委員会が本籍地の自治体に刑罰歴を照会し、執行猶予の事実が発覚しました。そのため教育委員会は採用内定を取り消しました。刑罰歴の照会は正規採用者におこない、臨時講師には適用されていないということです。
 三重県のケースは「法律上失効要件を満たしているにもかかわらず、黙っていればばれない」というケースです。また東京都についても、本来ならば教員免許を取得できないにもかかわらず事実を隠して不正に取得し、さらに執行猶予の事実を隠して紛れ込んだというものです。
 東京都の該当者がどういう罪で執行猶予判決を受けたのかはわかりませんが、三重県の場合は性犯罪者です。性犯罪者が学校現場に紛れ込み、勤務校の生徒へ暴行・わいせつ行為を働いた形になります。
 教員免許管理のシステム上、こういう人物を水際で防ぐ仕組みがないことに問題があります。採用試験受験者の自己申告だけに頼っていては、再びこのような事件が発生する危険性もあります。
 全国の教員免許所有者の教員免許情報をデータベース化して、刑罰歴と連動して自動的に失効させ、必要な場合は教育委員会が情報をチェックできるようにしなければなりません。