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子どもの口腔崩壊の広がりを指摘する声:経済状況を背景に

 経済的理由などから子どもの虫歯を治療させられず、歯のかみ合わせが悪くなるなどの深刻な影響を与える「口腔崩壊」が指摘されているということです。

 「毎日新聞」の記事によると、口腔崩壊について以下のようなことが指摘されています。

 「乳歯で生え変わるから」と虫歯を放置すると歯が抜け落ちた後に膿(うみ)ができ、生え変わる永久歯も虫歯になったり歯並びが悪くなったりするケースが多いという。放置が続けば、かみ合わせが悪くなって十分に食べ物をかめずに心身の発達に影響するだけでなく、虫歯の菌であごの骨に炎症が起き、発音などに影響することも指摘されている。
(毎日新聞 2010/3/21 『口腔崩壊:貧困で子供の歯を治療せず 医師「実態調査を」』)

 東京都立川市の相互歯科で、口腔崩壊の子どもの患者について保護者から口頭で聴き取ったところ、大半が経済的困窮を訴えたということです。
 また現時点では全国的な実態調査は実施されていないものの、相互歯科などが加盟している全日本民主医療機関連合会(民医連)には、口腔崩壊が広がっているという声が現場の歯科医師から届いているということです。
 経済的理由で必要な治療が受けられず、心身の発達にも悪影響を及ぼすとなると、結果的には一種の児童虐待(ネグレクト)になってしまいます。
 実態調査で現状を明らかにし、社会的な対策を早期に検討していくことが重要になるでしょう。