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指定校推薦合格者に国公立大学受験指導17校で:島根

 島根県教育委員会は1月28日、県立高校34校のうち17校で、私立大学に指定校推薦で合格した生徒に対して国公立大学の試験を受験するよう指導していたとする調査結果を発表しました。

 2009年8月に保護者から「県民ホットライン」に「受験を強制された」とする相談があって発覚しました。これを受けて島根県教育委員会が全校への調査をおこなっていました。
 調査によると、2009年度指定校推薦合格者について、17校でセンター試験を受験させ、9校で2次試験を受験させていました。一方で受験を推薦の条件としたり、受験する旨の誓約書をとったた学校はなかったということです。
 指定校推薦では、合格した生徒は原則としてその大学等に進学することになります。進学しないことが決まっているにもかかわらず大学を受験させることは、生徒や保護者の負担という意味でもおかしなことですし、またその大学を第一志望とする受験生にとってもあまりいい気持ちはしないでしょう。
 結局、有名大学への合格者数を多く見せることで学校の宣伝とする、という意図が働いているのではないかといえます。進路指導は一人一人の生徒の自己実現を第一に考えるべきで、大学合格者数・進学者数を一元的な尺度にする風潮自体が疑問です。
(参考)
◎指定校推薦:私大合格者に国公立受験、7校で指導--県教委調査 /島根(毎日新聞・島根版 2010/2/1)
◎ 県立7校が国公立大2次試験の「受験指導」(山陰中央新報 2010/1/28)