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神戸大学法科大学院ネット中傷事件:大学側が加害学生処分

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 神戸大学法科大学院に通っていた学生を名指しし、2009年5月から7月にかけて、同級生にしかわからないような内容を交えながらの中傷がインターネット掲示板に繰り返し書き込まれた問題で、大学は書き込んだ学生を特定し、11月19日付で該当者を停学1ヶ月の処分にしました。

 中傷書き込みは、授業の様子など同じコースの同級生しか知りようのないことを交えていたということです。被害学生が大学に相談し、大学側も文章の内容から「同級生のしわざである可能性が高い」と判断して学内に警告文を掲示するなどの対策をとりました。

 その後同級生の男子学生が「自分が書き込んだ」と名乗り出ました。動機については話していないものの、書き込み約100件について認めたということです。

 その一方で、被害学生は自主退学していると報じられています。

 処分は当然でしょうが、被害者の受けた傷や進路変更せざるを得ないところに追い込まれた実害などを考えると、何とも悲しいことです。

 同時にこれは特殊な問題というわけでもなく、似たような問題が身近に降りかかってくる危険性もあります。子どもたちの場合、中学校・高校を中心に「学校裏サイト」や「ネットいじめ」も社会問題化しています。

 世代的には大学生より上の年齢のはずの人物が、ネット上で中傷をおこなっているというケースもあります。

 例えば、千葉県浦安市立小学校養護学級担任教諭が児童に暴力やわいせつ行為を繰り返した、いわゆる「浦安事件」では、「加害者本人しか知りようがない」という内容を交えながら、数十記事にもわたって被害者やその関係者を中傷する悪質ブログが確認されています。そのブログではなぜか、事件に関する資料をまとめて差し障りのない感想を付けただけ(該当エントリは、加害者の関係者と思われるものが「名誉毀損」などと難癖をつけて、プロバイダもまともに調査せず通報者の意向を受けて不当削除したので、諸事情により別の場所で公開しています)の当ブログまで執拗に中傷している始末です。

 「浦安事件」ではこのほか、何者かが被害者の実名や住所などをネット上に書き込み、被害者一家を引っ越しに追い込んだ事件も発生しています。

 また横浜市立奈良中学校柔道部暴行事件でも、「当時該当校に在籍していた部員の保護者」と名乗る者が被害者家族を中傷するブログを作成していることも確認しています。

 こういう人権侵害事件があとを絶たないというのは、極めて重大な問題です。こういう事件を早期に根絶させることは、社会的に緊急課題だといえます。

(参考)
◎ネットで中傷 神戸大院生停学(NHK神戸 2009/11/20)