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2009年度全国学力テスト結果公表:文部科学省

 文部科学省は8月27日、2009年4月に実施した全国学力テストの結果を公表しました。

 相も変わらず、全国平均と比べて上か下かということや、都道府県別の順位にばかりが注目されています。肝心の学力向上への対策にはつながっていません。
 都道府県の平均と全国平均との比較や、都道府県別の順位は、それがそのまま児童・生徒一人一人の学力を示すわけではありません。またそもそも学力は一度のテストですべて計測できるようなものでもありません。
 成績が公表されたからといって目新しいものは何もありません。単に地域別の点数競争をあおり、学力を「テストの点数向上」に矮小化して総合的な学力向上をないがしろにした誤った「学力向上」策をあおるだけの効果しかありません。
 現状の全国学力テストは、教育現場に「学力=テストの点数」と短絡視した誤った学力観をもたらして点数競争をおこなわせ、本当の意味での学力向上策が追いやられることになるだけです。
 教育行政としての基礎資料を得るという意味での学力テストなら、2~3年おきの抽出調査で十分です。費用と手間をかけて悉皆調査をする意味はありません。