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「働くナビ:定時制高校の現状は。」(毎日新聞)

 毎日新聞(web版)2009年8月24日付『働くナビ:定時制高校の現状は。』で、定時制高校の現状がリポートされています。

 定時制高校は全国的に統廃合がすすめられている一方、不況を反映して近年は志願者数が急増しています。また近年では不登校や高校中退者の受け皿としての役割が指摘されていましたが、この数年は経済的な理由で定時制を選択するケースも増加しています。
 一方で働きながら学びたいと思っても就労の場が少なく、また労働トラブルに巻き込まれることも珍しくないということです。

 生徒たちは、仕事でも厳しい現実に直面している。大阪府から参加した教諭は「中卒で働ける場は本当に少ない」と話す。日高教の調査では、生徒の約45%はパート・アルバイトで働き、正社員は3%に過ぎない。仕事をしていない生徒も約30%いた。また、最低賃金以下で働かされたり、賃金の不払いなどの被害に遭うケースも多い。
 埼玉県内の定時制に通う2年生の女子生徒は、1日8~9時間カフェのアルバイトで働いたが、850円と言われた時給は見習い扱いだとか口座が分からないなどの理由で支払われなかった。女子生徒は2700円の授業料3カ月分を滞納し、退学を迫られた。祖母が年金から払ってくれ何とか退学は免れた。
 「見習い期間だから時給を最低賃金から30円引いたとか、有休を取ったら時給を減額するといった違法行為は数多くある」と、ある教諭は話す。生徒が不利な状況で働くことを阻止しようと、労働契約の確認や不払いの賃金の請求などを学ぶ授業も行われている。

 奨学金については、有利子化が進んで利用しにくいということも指摘されています。
 不況の影響は、高校生にも影響を及ぼしています。学びたい人が安心して学べるような体制の構築こそが求められているといます。