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柔道部練習で頭部強打し死亡:滋賀の中学校

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 滋賀県愛荘町立秦荘中学校で7月29日、柔道部員の1年男子生徒が練習中に同部顧問で柔道3段の一宮良太講師(27)に投げられた直後に倒れ、急性硬膜下血腫を発症して意識不明になった事故がありました。男子生徒は病院に搬送され治療を受けていましたが、8月24日未明に死亡しました。

 愛荘町教育委員会は事故発生直後の7月30日に事故概要を公表し、滋賀県警東近江署も講師らから事情を聴くなどしていました。
 練習中に「声が出ていない」などとして講師はこの生徒を残し、講師が相手となってこの生徒に乱取りの練習を続けさせました。この際に講師が生徒を投げたところ、生徒が倒れたということです。
 一部始終を見ていた生徒らによると、生徒は事故直前にふらついているように見えたということです。また顧問はこの日の練習の際に「落ちる(気絶する)まで絞め技をかけ続けろ」などと指示していたということです。
 また生徒は柔道初心者で、しかも入部直後にはけがや体調不良で練習ができず、7月上旬に練習を再開したばかりだということです。ぜんそくの持病も持っていました。保護者は講師に対して、体調に配慮した指導をおこなうよう繰り返し申し入れていたということです。
 練習数回目の初心者にいきなり乱取りというのは、素人目に見てもめちゃくちゃではないかと言えます。ぜんそくや絞め技との因果関係はともかく、急性硬膜下血腫を発症したということは頭を強打したことを意味し、受け身も十分に身に付いていなかった生徒に無茶苦茶な練習を強要したことが推測されます。しかも他の生徒が異変に気付いているのに、経験を積んできているはずの講師が倒れるまで異変に気付かないというのもおかしなことです。
 しかも乱取りは懲罰の側面も持っていました。
 今回の事件は偶発的事故というよりも、横浜市立奈良中学校柔道部顧問による部員リンチ事件や、福島県須賀川市立第一中学校柔道部での暴行事件のような、「練習を装った暴行」ではないかとすら疑います。