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学校選択制:長崎市でも見直しを検討

 長崎市教育委員会が市立小中学校で実施している学校選択制について、2012年度より見直しを検討していることがわかりました。

 長崎市では2005年度より、隣接校区の学校から選択を可能とする学校選択制度を実施しています。一方で選択制度導入後、各学校間での児童・生徒数の偏りや遠距離通学の問題などが生まれています。
 坂の上にある中学校では、校区在住の生徒が隣接校を選択する傾向が進んでいるということです。また学校選択制度を利用した児童・生徒のうち、バスや自動車での通学をおこなっている人が小学校で2割・中学校で5割にのぼり、PTA活動の運営や地域コミュニティの観点からも見直し・廃止の声が出ています。
 長崎市では学校選択制を原則的に廃止し、例外として「校区に指定されている学校への通学が不便な場合」「兄・姉が選択制度を利用している場合」などに限る方向での見直しを検討しているということです。
 学校選択制については、学校間の児童・生徒の偏りや人気校・不人気校の格差などの問題が各地で表面化しています。群馬県前橋市や神奈川県逗子市など複数の自治体で、一度学校選択制を導入したが弊害が明らかになったとして、廃止や見直しをおこなうケースも相次いでいます。
 学校選択制は「学校と自宅との位置関係で、校区に指定されている学校よりも隣接校区の学校の方が通学に便利な場合」「いじめなどからの緊急避難」など、限定的に運用すべきではないかと考えられます。
(参考)
◎長崎市教委、学校選択制廃止へ 児童、生徒数に偏り(長崎新聞 2009/8/20)
◎長崎市教委 学校選択制見直しへ 12年度から 児童、生徒数偏り(西日本新聞 2009/8/21)