※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

学校統廃合:地元住民からの異論も

スポンサーリンク

 全国的に小中学校の統廃合が進んでいます。

 『asahi.com』2009年8月6日配信『市教委と保護者、輪島・三井中学校の統廃合めぐり論争 石川』では、生徒数が30人台にまで激減した山間部の中学校・石川県輪島市立三井中学校の統廃合をめぐる問題について触れられています。

 輪島市教育委員会は、教員配置が少なくなることで教員が専門外の教科も担当することになることや、部活動の選択肢が狭まること、多くの生徒の中での社会性の育成などを理由に、小規模校の統廃合を目指しています。

 一方で生徒間の友情の深さや教師との距離の近さなど、小規模校ならではの利点も指摘され、住民からは統廃合を疑問視する意見も出ています。住民らは学校存続を求める請願を、輪島市と教育委員会に出したということです。

 山間部などでの過疎化、都心の商業地でのドーナツ化、住民の高齢化が進んだ住宅地での就学児童数激減など、統廃合計画が具体化する小中学校は全国的にも多く現れています。統廃合がスムーズに進むこともある一方で、統廃合計画への反対運動などが発生することも珍しくありません。

 行政効率という点からみれば、一定の学校規模が望ましいのでしょう。一方で教育は人を育てる営みでもあり、行政効率とは異なる角度からの検討も必要になってくるといえます。

 一定の学校規模での学校運営も、また小規模校としての学校運営も、それぞれに利点があります。統廃合で学校を一定規模にすること・小規模校として維持することのどちらが「正しい」かは、一概に決められるような性質ではありません。ただ、学校や地域の実情などを総合的に判断して、その学校や地域にあった選択をていねいに検討していくことが必要になってくるといえます。