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乳幼児揺さぶり症候群で100人以上が被害:厚生労働省調査

 厚生労働省の調査によると、乳幼児揺さぶり症候群(SBS=Shaken Baby Syndrome)の被害児童は、児童相談所や児童福祉施設が把握したものだけでも、疑い例も含めて108人(2007年度)にのぼっていたことがわかりました。うち8人が死亡したということです。

 症例の詳細なデータを入手できた児童について調べると、受傷時の平均年齢は生後5ヶ月、生存者のうち6割に後遺症が残っているということです。

 このほか厚生労働省では、児童相談所などに届けられていないケースや、医師が気付かずに自然死や事故死と判定したなどのケースも一定数あると判断しています。アメリカの疫学調査を元にして厚生労働省が試算した結果、2007年度には被害児童は147人前後、死亡児童は37人前後いたのではないかと推計しています。

 SBS(Shaken Baby Syndrome)は、日本語の術語としての定訳は現時点ではないようですが、「乳幼児揺さぶられ症候群」「揺さぶり症候群」「揺さぶられっ子症候群」などと表現される事象です。

 SBSは「周囲が見ても『あんな揺さぶり方をしたら子どもが危険だ』と思うほど強く揺さぶることで、乳幼児の脳に損傷を与える」事象を指し、身体的虐待の形態のひとつといえます。普通に赤ちゃんをあやす程度では発症することはないということです。

 被害を未然に防ぐために何をなすべきか、考えさせられます。

(参考)
◎被害乳幼児8人死亡 揺さぶられ症候群 07年度厚労省調査(東京新聞 2009/8/3)