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いじめ放置を認定し市に賠償命令:神奈川・藤沢市

 「神奈川県藤沢市立湘洋中学校1年生だった2003年当時、校内で通学カバンを40ヶ所切られるなどのいじめを受け、精神的ショックから心因性難聴などを発症した」として、元生徒の女性が藤沢市を相手に損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁は6月5日、学校の安全配慮義務違反を認定して市に約124万円の賠償を命じる判決を出しました。

 原告の元生徒はカバンを切られるなどのいじめ・嫌がらせを受け、学校側にも相談しましたが、加害者を特定できないままになっているということです。判決ではカバンを切られたなどの事実関係を認め、いじめと結論付けています。
 学校側の対応については、当時教諭が聞き取りなどをおこなったことは認定されたものの、聞き取りをおこなった教諭が校長らには報告しなかったことなど、いじめ防止のための十分な対応とはいえなかったと判断されています。
 原告は判決を受けて「いじめで困っている人たちの手助けになればと思い提訴した。認められて本当によかった」(神奈川新聞より)とコメントしているということです。
 いじめへの対応が不適切だったと認定されたことは評価できます。藤沢市は控訴しないでほしいと思いますし、また全国の教育現場でも判決を受けていじめへの対策を検討・強化していくべきではないかといえます。
(参考)
いじめで難聴、学校に責任 藤沢市に124万円賠償命令/横浜地裁(神奈川新聞web『カナロコ』2009/6/5)