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校庭芝生化、意外なところから難色示す声:大阪府

 橋下徹大阪府知事は、小学校の校庭の芝生化事業に力を入れて取り組んでいます。その一方で意外なところから難色を示す声があがり、芝生化希望校は少数にとどまっているということです。

 『朝日新聞』(web版)2009年5月14日付『橋下知事の校庭芝生化、野球王国反発「内野は土が基本」』で、その背景が記事にまとめられています。
 校庭芝生化に難色を示す理由の一つとして、少年野球の問題があるということです。

橋下知事の校庭芝生化、野球王国反発「内野は土が基本」(asahi.com 2009/5/14)
 「内野が芝生だとボールがイレギュラーする」
 夏の甲子園で全国最多の10回の優勝を誇る大阪。豊中市のある小学校では、歴代PTA役員の多くが野球関係者で、芝生化に難色を示す声があがった。学校や保護者らは今月、内野にかからない部分を芝生化することを決めたが、この校庭を練習に使う少年野球の代表の男性(61)は「芝生化されたら他の練習場を探すしかない」と漏らす。
 府によると、野球に配慮して芝生化が進まない事例は各地である。担当者は「野球の聖地・甲子園の内野は土なので、勝つために練習場所も同じ条件を求める。芝が多いラグビー場やサッカー場との文化の違いは壁だ」という。

 意外なところから、思いもよらない意見が出された形になりました。
 芝生化が進まないもう一つの大きな理由は、いわば「定番」の財政・予算問題です。芝生の維持・管理にはこまめな芝刈りや肥料まき・水まきなどの作業が必要になります。これに対しては人員面でも予算面でも大きな負担になり、大阪府が一定の補助をするというものの二の足を踏むケースも相次いでいるということです。
 ヒートアイランド緩和など環境面での影響や、運動の際にけがをしにくくなることなどを考慮すれば、校庭芝生化には諸手をあげて賛成です。しかし同時に、導入にあたっての対策が十分ではないということも浮き彫りになっています。