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長崎中2飛び降り、事故死から自殺に修正:家族に知らせず

 長崎市立中学校で2004年、教師から「行きすぎた生徒指導」を受けた直後に校舎から飛び降り自殺した中学2年生の男子生徒について、長崎市教育委員会が死亡原因を「事故死」から「自殺」に修正していたことがわかりました。一方で、「自殺」に修正するよう求めていた遺族に対しては、変更を連絡していなかったということです。

 事件は2004年3月10日に発生しました。教師が男子生徒を指導した直後、生徒は校舎4階から飛び降りて死亡しました。

 長崎市教育委員会は当時、「転落事故死」とした事故報告書を長崎県教育委員会に提出しました。そのことを知った遺族はは2005年9月、報告書を「自殺」に修正するよう求めましたが、市教委は応じませんでした。

 また2004年の文部科学省の「児童・生徒の問題行動調査」には事故そのものを報告しませんでした。しかし2007年1月に、自殺として修正報告をおこなっていました。一方で当時、「裁判で係争中」として遺族への報告はおこないませんでした。

 遺族が起こした訴訟では、2008年6月の長崎地裁判決で、生徒指導が自殺の原因と認定されています。裁判は一審で確定しています。

 遺族が2008年11月、2003年度の長崎県の公立中学校での自殺者の数が修正されていることに気付いて長崎市教育委員会に問い合わせたところ、死亡した生徒のことだと判明したということです。

 事件が自殺だと認めたことは一歩前進だとはいえるのでしょうが、自殺と認めてほしいと再三求めてきた遺族に対して連絡をしなかったという点については、やはり複雑な思いをもちます。