※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

皇學館高校いじめ自殺、報告書まとめる

 三重県伊勢市の私立皇學館高校で当時1年生だった男子生徒がいじめを苦にして自殺した事件で、学校側は4月30日までに報告書をまとめました。

 報告書ではいじめと自殺の因果関係について「まだ断定しにくい」などと結論付けています。
 遺族側は「調査は不十分で納得できない」としています。また学校側が把握した加害者5人のうち3人の保護者と面会できていないことを明かした上で、「加害者の責任として反社会的な行為だ」と厳しく批判しています。
 遺族らの主張は当然だといえます。中途半端な対応は、それ自体が被害者や遺族への二次被害を生む口実にもなりかねません。
 中途半端な対応が被害者への二次被害を生む口実ともなるのは、これまで日本全国で発生したいじめ事件・教師の暴力事件・スクールセクハラ事件・虐待事件・学校事故などで多くありました。
 新聞報道などで確認できるだけでも、この手の事件では卑劣な被害者中傷がおこなわれ、被害者に二次被害が生まれる例も多くあります。さらには、新聞報道は表面的・断片的な内容しか伝えておらず、実際に事件の事実関係を掘り下げて調べてみると「新聞報道された内容以上に、悪質な被害者攻撃がおこなわれていた」という事例も珍しくありません。
 また加害者側は、被害者への悪質な中傷だけでは飽きたらずに「自分たちこそが被害者とマスコミからの『いじめ被害者』だ」という風にふざけた振る舞いをしている事件すら多くあります。
 事実関係を徹底的に解明することは、被害者や遺族を救済するための第一歩となります。また、さらには同種事件の再発防止への教訓となって同じような被害者を出すことを未然に防ぐことにもつながります。
(参考)
◎自殺報告書、因果関係断定せず 皇学館高生、「不十分」遺族が憤り(中日新聞 2009/5/1)