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大阪府で定時制高校志願者が大幅増加

 大阪府内の公立高校定時制で、今年度入試の志願者が例年と比較して大幅に増加しているということです。

 定時制の受験倍率は例年定員の0.4倍前後で推移してきましたが、今年の入試では各校とも軒並み募集人員を上回り、受験倍率は全体で1.32倍となっています。
 受験生からは「私学に受かったけれど、経済的に苦しく辞退した。公立の全日制に落ち、定時制を受けに来た」「働こうと思ったけど、親に高校は行って欲しいと泣かれて受験した」などの声が出るなど、不況による経済状況の悪化が進路選択にも影響していることが浮き彫りになっています。
 特に大阪府ではここ10年ほど、全日制・定時制ともに公立高校を大幅に統廃合しています。全日制高校は約20校が統廃合対象となり、また定時制高校に至っては半減しています。また私学助成金の削減により、大半の私立高校では2009年度の授業料値上げを余儀なくされました。
 不況などを背景に、受験生側の要求に行政側の施策が追いついていない形になっています。定員の5%に相当する生徒までは特例で追加受け入れ可能な仕組みもあるということですが、それでも不合格になる受験生が生まれることは避けられません。
 これまでの大阪府での高校関連の教育行政が妥当だったのか、改めて考えさせられます。
(参考)
「最後のとりで」定時制高校に志願者殺到 大阪など(asahi.com 2009/3/27)