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小学校での英語授業:日教組教研集会で報告

 広島市で開催されている日教組の教育研究全国集会で、東京都目黒区立中学校の女性教諭が「勤務校でのアンケートで、小学校での英語授業を否定的に考えている中学生が多数を占めた」という報告をおこないました。

 目黒区では小学校1年生から英語授業があるということです。小学校での英語授業が楽しくなかったとする生徒は約52%・楽しかったとする生徒は約48%と、評価は二分しています。楽しくなかった理由については「意味もわからず発音していた」「児童が盛り上がらずに教師だけがハイテンションだった」などの理由が挙げられています。中学校で役に立っているかどうかについては「あまり役に立っていない」「全く役に立っていない」あわせて約64%となっています。

 一方、神奈川県内の小学校教諭は、市内の小学生へのアンケートで96%が「英語が楽しい」と答えているという、異なる結果が出た報告をおこなっています。この地域では児童の興味を引き出す教育実践がおこなわれたということです。

 小学校での外国語活動(実質的には英語授業)は2011年度から全面導入されますが、現状でも多くの学校で導入されています。「導入すること」そのものが自己目的となり、肝心の授業の中身や教材研究などの諸条件が置き去りにされているケースも珍しくないのではないかといえます。これでは、たまたま授業体制や教材研究が充実した地域・学校では条件のそろった授業ができても、そうでない地域・学校では「とにかく時間をこなすだけ」になり望ましい教育効果は得られないのではないかと考えられます。

(参考)
◎小学校の英語授業:否定的な中学生多数…教研集会で報告(毎日新聞 2009/2/22)