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全国学力テストの学校別データ提供しないよう要望:鳥取市

 鳥取市教育委員会は文部科学省に対して、全国学力テストの学校別データを鳥取県教育委員会に提供しないように要望していたことを明らかにしました。

 要望は2月4日におこなわれました。文部省の担当部署に対し、鳥取県条例によって鳥取市教育委員会の思惑に反して鳥取県教育委員会が学校別データを開示する懸念があることを伝え、学校別データを提供しないように要望しました。
 一方で文部科学省は、学校別データを鳥取県教委に提供する意向を伝えました。
 学校別の平均点は、開示されても有害でしかありません。平均点がどうというところや学校間の順位にばかり関心が向き、競争と序列化が生まれます。
 独自の学力テストをおこなっている地域では、実際に学校別の順位や平均点にばかり関心が向き、順位の低かった学校の生徒が部活動や塾などで出会った他校の生徒から馬鹿にされる、平均点のふるわなかった教科の担当教員を地域ぐるみで責めて転勤に追い込んだなどの事例も報告されています。
 また全国学力テストの都道府県別成績開示ですら、都道府県別の順位にばかり関心が向き、平均点と比較して上か下かという視点でしかものを見ない風潮や、順位が下位になった地域では学力テストの順位を学力のすべてかのようにすり替えた「学力向上」策が打ち出されるなどしています。
 鳥取県では条例によって学校別成績が開示される危険性も高く、鳥取市が懸念を示すのも理解できます。現状でも可能な限りの対策はとっていかなければならないでしょう。