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<中教審方針>英語必修化に教師が尻込み 混乱や動揺も?(毎日新聞)

 『毎日新聞』2006年4月15日付に『<中教審方針>英語必修化に教師が尻込み 混乱や動揺も?』という記事が掲載されています。
 小学校での英語必修化の方針を中教審部会が出したことを受けて、毎日新聞が小学校教諭や教育委員会などに取材して、背景を記事にまとめています。

 記事によると、小学校教員には必修化への不安が高いということです。
 教委側は「教師に英語アレルギーがある」と考える傾向があるということですが、個人の苦手意識だけに問題があるわけではありません。
 小学校教員の養成課程では英語そのものや英語の学習指導法などについては必修ではありません。学生時代以来英語に触れていないという教員が圧倒的に多く、下手に指導すると悪い発音などで悪影響を与えるなどという不安を持っているということです。
 それらのことを考えれば、教員個人の苦手意識だけに問題を収束させるのは、全く見当はずれだと考えざるを得ないでしょう。
 また、英語必修化とはいっても、教員養成や指導法の詳細、また学校教育全体での位置づけや国際理解のあり方などについての議論が進んでいるわけではありません。中教審部会での論議は、「とにかく英語学習の時間をとればそれでいい」という短絡的発想に基づいていると考えられます。
 現時点での小学校での英語学習の必修化はあまりにも性急すぎる――『毎日新聞』の記事は、このことを改めて浮き彫りにしています。