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大阪府の高校教育に関する毎日新聞調査

 大阪府の高校教育の施策について、毎日新聞社が府立高校の校長を対象に調査を実施しました。

 調査はアンケート用紙の郵送・無記名で実施し、毎日新聞2009年2月3日付に結果が掲載されています。
 調査によると、橋下徹大阪府知事の要請により大阪府教育委員会が公立高校・私立高校の入学者比率(現行は公立7:私立3)の見直しを求めている問題では、41%が賛成、58%が反対という結果になりました。
 賛成では「公立高校進学者の希望にこたえることができる」、反対では「公立・私立の協調関係が損なわれる」「生徒急増で公立高校の教育条件が下がる」という回答が目立ちました。
 また橋下知事の意向で検討されている「進学指導特色校」を設置する方針には、反対68%、賛成28%という結果になりました。反対理由としては「公立の教育のあり方として進学目的の教育を過度に追求・強調するべきではない」という回答が目立ちました。
 調査の結果自体は想定範囲内だといえます。
 私見としては、前者の入学者比率の見直しについては「基本的には賛成だが、それに伴って生じる諸問題のていねいな解決が必要」、後者の「進学指導重点校」設置には明確に反対という立場をとっています。
 入学者比率見直しについては、大阪府での公立高校への進学志向などを考えれば定員増なども必要だといえます。一方で私学経営の問題や公立高校統廃合をしてきたかつての政策を根本的に転換できるかどうかという問題などの課題もあります。
 「進学指導特色校」については、受験エリート校を設置する必然性は見当たりませんし、「有名大学」への進学者数・合格者数をそのまま高校教育のすべてかのようにみなすこと自体がナンセンスです。
 報道によると、橋下知事はこのアンケート結果について、「僕はできないが、どうやって(校長の)首を飛ばすか」「進学したい子どもはどこに行けばいいのか。私立しかないじゃないか。頭にきた」(共同通信2009/2/3)などと記者会見で話したということです。今後一波乱あるのかもしれません。
(参考)
◎大阪府立高 校長アンケート 公立枠拡大 賛否二分 超エリート校7割が反対(毎日新聞 2009/2/3)