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「男女共学化」で揺れる:宮城県立高校

 宮城県では一部の県立高校で男女別学の制度がとられています。しかし近年になり別学高校の一律共学化の方針が出されて準備中だということです。

 該当校の一部卒業生などは強力に反対運動を展開して計画の撤回を求めています。反対運動のあおりを受けて、共学化計画が一度延期になった学校もあるということです。その一方で共学化を求める動きもあり、共学化を予定通りすすめてほしいという請願も出されています。
 歴史的には第二次世界大戦直後の学制改革で新制高等学校制度が発足した際にいわゆる「高校三原則」が出されました。大半の地域では、母体となった旧制中学校・旧制高等女学校・旧制実業学校について、近隣校同士の合併や生徒交流・新入生の新規募集などを実施して男女共学の新制高校として発足しました。しかし宮城県など一部地域では男女別学のまま新制高校が発足し現在に至っているということです。
 県民世論としては、共学化を支持する声が大半を占めているということです。また改悪教育基本法では条文としては削られたものの、従来の教育基本法では男女共学の原則が明記されて、少なくとも公立学校においては男女共学の原則は定着しているといえます。そもそも独自の教育理念をもっている私学ならともかく、地域の生徒に幅広く門戸を開く公立学校では別学の学校を設置する合理的理由は見いだせませんし、対象校についても別学にしなければならないような積極的事情は見いだせません。
 また共学化の準備が進んでいることもあり、共学化計画の撤回や延期は中学生の進路選択にも影響を与えることになります。
 共学化に反対する主張は、当方で調べた限り「伝統・校風」などという抽象的な主張や苦し紛れに持ち出したと思われる「ジェンダーフリー反対」などという的外れな主張しかなく、説得力を持った根拠はありません。いわばただの感情論に過ぎません。そもそも今頃共学化の是非で問題になるということ自体がおかしな話です。