※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

全国体力テストでも「過度な競争」自粛呼びかけ

 塩谷立文部科学相は1月23日、全国体力テストの結果公表について「過度な競争にならないようにお願いしたい」と発言しました。

 発言の背景には、橋下徹大阪府知事が全国体力テストの市町村別結果を公表したいという意向を示していることなどを念頭に置き、市町村別結果や学校別結果の公表への動きを牽制する目的があるとみられます。
 しかし「過度な競争」を生み出しかねない最大の要因は、全国体力テストの調査方法にあります。悉皆調査でも従来のサンプル調査で得られた傾向と大差のない結果しか引き出せていませんし、都道府県別成績の公表で「わが県は全国平均より上(下)」という点にばかり目を向けた風潮も生まれています。
 これは全国学力テストの成績公表問題と全く同じ構図です。調査のあり方自体に過度な競争を生み出す要因が隠れているため、小手先の対策では過度の競争や序列化を推進する勢力に矛盾点を付かれる形になって矛盾を拡大することになっていまいます。
 全国体力テストについても、全体の傾向を知りたければ抽出調査で十分ですし、また一人一人の状況を知りたければ校内の調査で十分です。