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「ネットいじめ」で自殺:さいたま市

 さいたま市立中学校3年生だった女子生徒が2008年10月、同級生からの「ネットいじめ」を苦に自殺していたことが分かりました。

 女子生徒は2008年6月下旬、横浜市からこの中学校に転入しました。しかしその直後、この生徒が開設した携帯サイト上のプロフ(自己紹介ページ)に対して「キモイ」「うまくすれば不登校になる」などと中傷書き込みが繰り返され、一時不登校になりました。両親が学校に相談し、学校が調査をおこなったところ、同じクラスの女子生徒が中傷書き込みをおこなったことが発覚しました。
 2学期になり生徒は学校に登校できるようになったものの、「あのクラスは嫌だ」などとしばしば漏らしていたということです。
 女子生徒は2008年10月10日に自宅で首をつって自殺しました。たまたま前夜に成績のことで注意していたことから、両親は当初はいじめ自殺だとは気付かずに家庭での注意が原因と思いこみ、学校に対しては自殺の事実を伏せるように要望しました。
 しかし2週間後、遺品整理をしていた遺族が遺書を見つけました。遺書にはいじめを苦にしたとみられる内容が明記され、またサイトに中傷書き込みをおこなったいじめ加害者の名前を名指しして「復讐はきっちりしますからね」などと書かれていたということです。
 遺書が発見されたことを受けて、両親は学校に対して、自殺の事実を公表した上で事実関係を調査するよう求めました。しかし学校側は自殺の事実を伏せたまま調査をおこない、いじめと自殺とは無関係と結論付けました。遺族は再調査を求めています。
 2009年1月19日になり、この間の事実関係が報じられました。さいたま市教育委員会は1月19日に記者会見をおこない、「ネットいじめと自殺は直接の因果関係はないと思うが、因果関係が全くないとも断定できない」という見解を示しました。
 状況証拠からはネットいじめを苦にした自殺の可能性が高いと判断できます。再調査で徹底的に事実を明らかにすることが求められます。