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修学旅行で東京タワーに登ったことが原因で不安障害として提訴:大分

 「極度の高所恐怖症にもかかわらず、在学中の修学旅行で東京タワーに登らされてパニックになり、不安障害と診断された」などとして、大分県立臼杵養護学校の卒業生の男性が大分県を相手取り、損害賠償を求める訴訟を大分地裁に提訴していたことが分かりました。

 原告の男性は知的障害があり、また体育館のステージ程度の高さでも恐怖感を感じる極度の高所恐怖症だということです。2007年10月に実施された修学旅行の際、保護者は学校側に対し東京タワーに登らせないよう申し入れていました。しかし学校側は男性を展望台まで登らせました。男性は展望台でパニック状態になり、これ以後高所を連想するものを見ただけでも不安を訴えるようになり、病院で不安障害と診断されました。

 原告側は「申し入れを漫然と聞き流した過失がある」と指摘し、一方で大分県は「事実関係を確認中」としています。

 詳細は今後の裁判で明らかにされることになるのでしょうが、事実関係が原告の主張通りならば学校の対応はあまりにもお粗末ではないかといえます。賠償額の問題とは別に、事実関係を徹底的に明らかにして今後の指導方法の改善に役立てていくことが求められます。