うつぶせ寝での死亡事故明らかに:大阪・寝屋川市の保育所

 大阪府寝屋川市の無認可保育所「くるみ保育園」で2007年12月、当時生後5ヶ月だった男児がうつぶせ寝の状態で脳死状態になり、回復しないまま2008年9月に死亡していたことが、2009年1月4日までに分かりました。

 事故発生当時、保育士資格のない女性職員2人が世話をしていました。職員らは男児がうつぶせ状態になっていたことに気付きながらも放置し、約1時間後に呼吸が止まったということです。男児は病院に搬送されましたが、心不全や虚血性脳血管障害などを発症して脳死状態となり、事故から9ヶ月あまりたって死亡しました。行政解剖では「窒息の疑い」などの所見が出されました。
 両親は事故発生後、2008年5月に保育園を相手取って提訴しました。無資格者だけで世話をしたことや仰向けにしなかったことは無認可保育所の指導監督基準に反するものだと指摘しました。一方で園側は事故発生時の保育状況については事実関係を争わない一方で、死因は乳幼児突然死症候群(SIDS)の疑いがあると指摘しました。
 この訴訟では和解が成立しました。和解によると、死因を特定しないまま園側が事故責任を認め、また賠償金の一部は当時保育にあたっていた職員が支払うというものだということです。
 大阪府は事故発生直後の2007年12月に立ち入り調査をおこない、改善勧告をおこなっています。また大阪府警寝屋川署も事件を捜査しているということです。
 今回の事故についても、可能な限り事実関係を明らかにし、また同種事故を未然に防ぐ教訓としていくことが求められています。

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