「いじめ0」再調査で30数件:岩手・矢巾町

 岩手県矢巾町教育委員会は、町立中学校の生徒が2015年7月に自殺し背景にいじめが指摘された問題を踏まえ、町立の全小中学校でのいじめの状況を再調査した。2014年度に0件と報告されていたいじめ認知件数は、再調査の結果30数件あったことが判明したという。

 自殺した生徒が通っていた中学校では、再調査で3件のいじめが確認された。

 いじめ認知件数については、「いじめ0」が目標化すると数値が独り歩きし、目の前のいじめをいじめと扱わずに放置して数字だけを操作するなど、好ましくない状況が生まれるという問題点が指摘されている。矢巾町でも「いじめ0」を掲げていたことで、いじめへの対応の不十分さを招いたのではないか。

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