大阪府内で育鵬社採択相次ぐ非常事態

 中学校教科書採択に際して、大阪府では、東大阪市・河内長野市・四條畷市と育鵬社の教科書採択が相次ぐ非常事態になっている。

 東大阪市・河内長野市では社会科公民的分野で採択され、四條畷市では社会科歴史的分野・公民的分野ともに採択された。

 河内長野市での詳細な状況はまだ把握していないが、7月27日に採択された東大阪市でも、7月29日に採択された四條畷市でも、強引に採択されたことがうかがわれる。

 四條畷市教育委員会を傍聴した人によると、国語など他教科では特に意見を発しなかった教育長が、社会科歴史教科書の審議の場になってはじめて口を開き、「歴史教科書に育鵬社がふさわしい」と発言し、それに呼応するように他の教育委員からも育鵬社を公民とセットで支持するような意見が次々に出されたという。

 教育委員長は育鵬社に批判的な見解を述べたものの、押し切られるような形で育鵬社歴史教科書が採択された。また公民教科書の審議に移っても、教育長や教育委員から育鵬社公民を強く推す意見が上がり、公民も採択されたという。

 歴史を歪曲したり、日本国憲法に基づく人権や民主主義を軽視するような記述を繰り返しているような教科書は、著しく問題である。3市での採択は撤回すべきだし、今後採択が予定されているところでも、一番危ないとされる大阪市を含めて、どこの自治体でも採択させてはいけない。

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