いじめ第三者委員会、被害者側が監査請求

 広島県尾道市立中学校に通っていた男子生徒が在学中にいじめを受け不登校になりストレス性疾患も発症した問題で、市が設置した第三者委員会に対し、生徒の家族が「生徒側の意見が反映されずに一方的に設置された」として、委員に対する謝礼などの差し止めを求める住民監査請求を、5月7日に起こした。

 生徒側は第三者委員会の設置については要望したものの、市は生徒側の意見を聞くことなく一方的に要綱設定や人選をおこなった。これに対して生徒側は「中立性が担保されないおそれがある」などと不満を述べているという。

 いじめ問題では、行政側が設置した第三者委員会が結論ありきのような態度を取り、傍目から見てもむりやりだと思えるような結論に導くこともよくみられる。そういうことを防ぎ、また事実関係そのものについて徹底的に救命するためにも、生徒側の意見も反映されることが重要ではないか。

(参考)
◎尾道市立中いじめ問題の第三者委員会 保護者らが監査請求を提出 広島(産経新聞 2014/5/8)
◎尾道・いじめ不登校問題:保護者が監査請求 市へ第三者委支出停止求め /広島(毎日新聞 2014/5/9)