切り抜き・落書き多発:図書館

 秋田市の図書館で、書籍のページが切り取られたり落書きされるなどの被害が続発し、図書館側は利用者のマナー向上を図る目的で被害書籍を展示する「かわいそうな本」展を開催しています。

切り抜きや落書きされた本 200冊も〔『asahi.com』マイタウン秋田2006/8/18〕
 秋田市立中央図書館明徳館で、ページが切り取られたり、落書きされたりする本の被害が判明しているだけで年間約200冊に及ぶことが分かった。同館では利用者のマナーの向上をはかるため、被害にあった数十冊を並べた「かわいそうな本」展を催している。20日まで。
 北条常久館長(67)によると、被害で増えてきているのは、スポーツ選手や歌手が載った本や雑誌の写真が切り抜かれるケース。新聞のテレビ番組覧や料理本のページが破りとられる場合もある。
 ページいっぱいにボールペンで電話番号がメモ書きされているものもある。
 こうした被害は利用者から指摘されて気づくことが多い。外見上は問題がないため、返却時に被害を見つけることは難しいという。
 これとは別に盗難も多い。
 北条館長は「人気のある本や貴重な本は開架図書にしないようにすることもある。開かれた図書館が細ってしまうのは残念だが、仕方がない面もある」と話す。
 一方で「水をこぼしてしまうなど仕方のないケースもあるので、本をだめにしてしまったらきちんと言って欲しい」と利用者のマナーに訴えかけていた。

 図書館の書籍を借りたり館内で閲覧したりした際、ページが切り取られていたり、落書きされていたりするという例は、別にこの図書館特有の問題ではなく、全国的に頭を抱える問題のようです。
 私自身も、「推理小説の冒頭に『犯人はこいつだ』と落書きをされていた」「以前に借りた人が傍線や感想メモなどを書き込んでいる」などといった例に出くわしたことがあります。そのような本に出くわしたときには、「みんなの本なのに、なぜ書き込みをする?書き込みたければ自分で本を買ってくれ」「そういった書き込みのおかげで集中力が乱され、本の内容に集中しにくくなり、著者の意見・主張が何かをつかみにくくなる」などと残念な思いになります。
 マナーの悪い利用者が増えると、図書館側も自衛のために開架図書を減らさざるを得なくなり、利用者にとっては使いにくい図書館になってしまうという悪循環になってしまうという最悪の事態もありえます。
 気持ちよく図書館を利用するためにも、また住民に開かれた図書館を維持していくためにも、図書館の利用マナーの向上に努めていきたいものです。

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