森友学園問題:学園側が「複数の大阪市議」に接触?

 森友学園の問題に関連して、学園側が複数の国会議員や地方議員に接触を図っていたことが指摘されている。

 朝日新聞2017年3月4日付『森友側、政治家と接点続々 府議・県議・市議にも協力要請』によると、「黒川治兵庫県議(元鴻池祥肇参議院議員秘書)→鴻池祥肇議員」、「松浦正人・山口県防府市長→中川隆弘大阪府議(大阪維新・豊中市)」「複数の大阪市議」の少なくとも3ルートでの働きかけが指摘されている。

 大阪府豊中市の国有地を取得した学校法人「森友学園」(大阪市)が国会議員や地方議員に口利きを依頼したり、協力を求めていたりしたことが明らかになった。一方、議員からの働きかけの記録や報告の制度は省庁や各&

 黒川県議は籠池理事長から鴻池参議院議員への講演依頼や紹介を取り次いだが、金銭授受などは否定した。鴻池議員は「〈おばはん〉(同行していた籠池理事長の妻のことを指すとみられる)から封筒に入った〈こんにゃく〉(札束の隠語)のようなものを渡されそうになった。中身は確認せずに『無礼者』と一喝して突き返した。そのあと出入り禁止や」「あんなのに学校を作らせたらあかん」「あんなややこしいの、ほかの議員に紹介できるわけあるかいな」と、強い調子で関与を否定している。一方で森友学園側は、「開校を控えていることもあり詳細な反論は控えるが、鴻池氏の会見内容は間違っている」とするようなコメントを、ウェブサイト上に掲載している。学園側の代理人弁護士は「籠池氏の親族が、鴻池氏に世話になった。鴻池氏が入院していたと聞いたので、お見舞いの手土産として商品券を持って行っただけ」と話したという。

 鴻池氏は関与を否定したが、結果的に籠池氏の要望通りにことが進んでいることから、どこかで別の政治家の関与があったのではないかとみるのが自然ではないか。

 松浦防府市長・中川大阪府議ルートについて。籠池氏と松浦氏、松浦氏と中川氏がそれぞれ旧来の知人で、籠池氏と中川氏はそれまで直接の面識がなく、共通の知人にあたる松浦氏の仲介で2014年12月に面会したという。松浦氏は、育鵬社教科書執筆勢力の母体となる「日本教育再生機構」につながる「教育再生首長会議」の会長でもある。

 籠池氏と中川氏の面会時期は、大阪府私学審議会で一度「継続審議」となった直後にあたる。

森友学園理事長、学校認可求めて維新大阪府議に接触
 大阪府豊中市の新設小学校用地をめぐって、国有地の不明朗な取引が指摘されている森友学園問題。この問題に関連して、森友学園の籠池泰典理事長が、...

 さらに記事では、「複数の大阪市議が籠池氏から要望を受けたと証言。全員が口利きや金品の授受は否定した。」と指摘している。記事では実名が出ていない上、具体的にどう対応したかについては触れられていない。その市議が誰で、どのような対応をおこなったかについて、具体的に解明することがポイントの一つになるのではないか。

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