学校の暴力事件調査メモ廃棄「事実知る機会奪われた」と提訴:熊本

 熊本県長洲町立中学校で2012年に発生した暴行事件について、「事件直後の調査内容を学校側が破棄したことで、事件の事実関係に関する重要なことを知る機会が奪われた」として、被害生徒の保護者が2月10日、長洲町を相手取り約330万円の損害賠償を求める訴訟を熊本地裁玉名支部に起こした。

 被害に遭った女子生徒は、同町立中学校1年だった2012年2月、授業中に同級生の男子生徒から耳付近を殴られるなどし、外傷性の難聴などを発症した。また暴力がきっかけで心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したという。

 暴力事案については、加害生徒やその保護者、町を相手取って治療費や慰謝料を求める訴訟が別に提訴されている。

 今回の提訴は、事件直後に担任教諭がクラスの生徒に対し「加害生徒の暴力を見たことがあるか」などのアンケートを書かせ、結果は校長に口頭報告していたが、アンケートは2012年3月までに廃棄していた問題である。

 学校側はアンケート廃棄について「公文書ではないため保管する必要はない」と主張しているという。

 しかし私的なメモではなく、学校側が業務の一環として作成したものが、公文書ではないという理屈が通るのだろうか。

暴力事件調査メモ、学校側が廃棄:熊本
 熊本県長洲町教育委員会は12月24日、町立中学校で生徒間の暴力・傷害事案があったことに関連して、学校が同級生に書かせた調査メモを学校側が廃...

(参考)
◎生徒の暴力調査メモを中学校廃棄 被害生徒の両親が提訴(朝日新聞 2017/2/11)

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