新上五島町いじめ自殺訴訟、町がいじめを大筋で認める:長崎

 長崎県新上五島町立奈良尾中学校3年だった男子生徒が2014年1月にいじめを苦にして自殺した事件で、両親が町などに約6235万円の損害賠償を求めた民事訴訟で、第2回口頭弁論が12月19日に長崎地裁で開かれた。

 町は、いじめがあったこと・いじめと自殺との因果関係があったこと・教職員の安全配慮義務違反の3点について認めて、訴訟では争わない方針を示した。しかしその一方で、「教職員がいじめに気付かなかったことには相当の理由があり、気付かなかった両親にも過失が認められる」として、安全配慮義務の過失の程度については争うとした。

 いじめ訴訟で、いじめの存在や自殺との因果関係・安全配慮義務違反について、行政側が認めるケースは珍しいとみられる。その一方で過失の程度について争うことになり、一定の審理が続くことになる。判決が出るにしても和解になるにしても、早期の解決が望まれる。

(参考)
◎長崎・中3いじめ自殺訴訟 新上五島町がいじめ認める(毎日新聞 2016/12/19)

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