恐喝、学校は「被害者が率先して渡した」と判断:横浜市立小学校原発事故避難者いじめ

 東日本大震災と福島第一原発事故の影響で、小学校2年だった2011年に家族とともに福島県から横浜市に自主避難した男子生徒(現在中学校1年)が、転入先の横浜市立小学校で震災や原発事故を理由とした継続的ないじめを受けていた問題が報じられている。

 この問題に関連して、生徒が小学校5年当時の2014年、同級生から「原発事故の賠償金を持っているだろう」などと因縁をつけられて遊ぶ金など約150万円を脅し取られていたことについて、生徒の両親から相談を受けた学校側は当時、「この生徒が率先して渡していた。いじめには当たらない」と判断していたことがわかった。

 学校側は当時、両親からの相談を受けて、金を脅し取ったとされる同級生ら約10人からも聞き取りをおこなうなど調査した。しかし被害額は8万円ほどしか確認せず、また加害者側が「おごってもらった」などと話したことで、「生徒が率先して渡した。いじめには当たらない」と判断したという。

 生徒の父親は当時のことを振り返り「子どもはいじめをやめてほしくて金を払っていた。学校は動いてくれないのかと無力感しかなかった」などと話している。

 そもそも、小学生の間でこのような多額の金銭が動くこと自体、それだけで極めて異常なことである。小学校の教師が、このような異常な状態を異常とは思わないというのならば、「職業的な資質を疑う」「事実上、加害児童側のいじめ行為に加勢しているようなもの」と厳しく批判されてもおかしくないほどの行為ではないか。

(参考)
◎原発避難いじめ 学校は「率先して金渡した」と判断(NHKニュース 2016/11/24)

スポンサードリンク

フォローする

スポンサードリンク