震災・原発事故避難児童へのいじめ、父親が心境語る

 東日本大震災と福島第一原発事故の影響で福島県から横浜市立小学校に転入した男子生徒(現在市立中学校1年)が長期にわたっていじめを受けていた問題が報じられている。

震災・原発事故避難生徒に継続的ないじめ:横浜市
 横浜市教育委員会は11月9日、東日本大震災に伴う福島第一原発事故で福島県から横浜市に転入した生徒(2016年現在、横浜市立中学校1年)に対...

 『東京新聞』2016年11月10日付『原発避難の生徒にいじめ 無念の4年、被害生徒の父「時間返して」』が、被害生徒の父親へのインタビューを通じて、詳細な事実関係を記している。

 記事によると、当該生徒の一家は生徒が小学校2年だった2011年8月、自主避難の形で横浜市に移り、生徒は市立小学校に転入した。転入直後から、当初報じられていた「菌」だけでなく「放射能」などと呼ばれる、暴力を受ける、支援物資として提供された文房具を取られるなどのいじめを受けた。生徒は小学校3年の頃から休みがちになった。

 小学校5年のときには、「原発事故の賠償金をもらっているだろう」と因縁をつけられて同級生らから金を持ってくるよう強要された。家族が気づいて学校に相談したが、学校側は「お金が絡んでいるので警察に相談してください」と言うだけで、加害児童への指導はしなかったという。

 家族は弁護士を立てて学校側や加害児童側と話し合いを持ったが、改善しなかった。6年に進級して以降は一度も登校できなくなった。

 インタビューでは父親は「避難者ということで少しのいじめは覚悟していた。しかし、学校が対応してくれず、いじめがエスカレートしていった」「子どもには、修学旅行も行かせてあげたかったのに、できなかった」などと話している。

 当初報じられていた内容の範囲でも悪質極まりないが、さらに生々しい内容が証言されていることになっている。学校側の対応は、適当極まりないのではないか。いじめに加担したとみなされてもおかしくないくらい、悪質な対応になっている。

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