熊本県立高校LINEいじめ自殺事件、第1回口頭弁論

 熊本県立高校1年だった女子生徒が2013年8月に同級生からのいじめを苦にして自殺した問題で、遺族が熊本県と加害者とされる同級生1人を相手取って起こした民事訴訟の第1回口頭弁論が、10月24日に熊本地裁で開かれた。

 熊本県・同級生側とも請求棄却を求めたという。

 この生徒は2013年に熊本市内の熊本県立高校に入学し、県内の遠方在住だったので生徒寮に入寮した。しかし寮で、同級生の女子生徒から寮の当番を押し付けられるなどしたことに抗議したことで逆恨みされ、いじめを受けるようになった。

 加害生徒はこの生徒に対して、身体的特徴をからかう言葉や、「逃げんなや」「レスキュー隊呼んどけよ」などと脅迫めいた言葉をLINEに書き込むなどの嫌がらせをした。生徒は学校に相談したが、十分に対応されなかった。

 生徒は夏休み中の2013年8月、帰省中の実家で自殺した。

 学校が設置した調査委員会での調査の結果、いじめがあったことは認定したものの、自殺との因果関係については「直接的な原因ではない」という扱いにとどまっている。

 家族側は「教職員はいじめを認識しながら適切に対応せず、保護者には誤った情報を伝えたなどと指摘。教職員の安全配慮義務違反と自殺に因果関係がある」と主張した。しかし熊本県はそれを認めずに争う姿勢を示したことになる。

 熊本県の姿勢が適切といえるのだろうか、極めて疑問である。

熊本県立高校LINEいじめ自殺、遺族が提訴
 熊本県立高校1年だった女子生徒が2013年、同級生からLINEに暴言を書き込まれるなどのいじめを受けて自殺した問題で、生徒の保護者らがLI...

(参考)
◎熊本の高1自殺 LINEいじめ訴訟 県と同級生、棄却求める 出廷せず答弁書で 第1回口頭弁論 /熊本(毎日新聞 2016/10/25)

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