福岡県私立高校いじめ自殺、遺族が提訴

 福岡県内の私立高校3年だった男子生徒が2013年11月にいじめを苦にして自殺した事件で、生徒の遺族は10月13日、加害者とされる当時の同級生8人と学校を運営する学校法人を相手取り、約1億円の損害賠償を求めて福岡地裁に提訴した。

 生徒は高校1年の時から、同級生8人から使い走りにされたり、「調理実習のときにわざと激辛の味付けにされて食べるよう強要される」「蹴られて転倒させられる」などの暴行を受けるなどした。首にひもで絞めたようなあざをつけて登校し、周囲から自殺未遂を疑われたこともあったという。生徒は2013年11月に飛び降り自殺した。いじめを受けたことを示唆する内容の文言が、生徒の持ち物のタブレットに残されていたという。

 加害生徒のうち7人は暴力行為法違反で書類送検されたものの、福岡家裁の少年審判では生徒への暴力行為の事実を認定しながら不処分とした。

福岡県私立高校いじめ自殺、家裁は加害生徒7人を不処分
 福岡県内の私立高校3年だった男子生徒が2013年11月にいじめ被害を訴える文章を残して自殺した問題で、この生徒に暴力行為を加えたとして家裁...

 学校が調査した第三者委員会では、いじめと自殺との因果関係を認定している。

福岡県私立高校生いじめ自殺、第三者委員会がいじめと自殺との因果関係認定
 福岡県太宰府市の私立高校で2013年11月、当時3年生だった男子生徒がいじめを苦にして自殺した事件で、学校が設置した第三者委員会は3月30...

 いじめの内容も、かなり悪質なものである。加害行為をしながら何ごともなかったかのように平然としていられるなど、ありえないことである。公正な判断を願うものである。

(参考)
◎「いじめで自殺」同級生を提訴=自殺生徒遺族、学校側も-福岡地裁(時事通信 2016/10/13)
◎福岡・高3いじめ自殺で遺族提訴…高校と同級生に賠償求める(産経新聞 2016/10/13)

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